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2009/09/16

年功序列、学歴主義

新入社員で入った会社は東証上場の機械メーカだった。労働組合があり毎月労使間で残業協定というものを結び、会社側が今月は忙しいので残業をxx時間申請しますみたいな交渉をやっていた。今では信じられないが月50時間の残業は相当多い方だった。週休二日、夏休みと年末年始にはまとまった休みがあり有休はとり放題、女子社員には当然生理休暇も認められていた。工場内に週一営業する床屋があり現役を引退したオバちゃんがやっていた。そのオバちゃんが急に亡くなったときは、早く営業を再開してほしいという組合員からの要望が一年以上続いたと思う。(実は床屋の利用者の多くは管理職だったのだが)
また、これも信じられないが病気で会社を長期欠勤してボーナスがない組合員のために他の組合員全員でカンパを集めたりした。たしかカンパする額は組合員平均支給額だったと思うが、若い組合員なんかは自分が平均をもらっていないのになんでカンパしなきゃならないんだと不満を漏らす者もいた。(もっともな話だ)家族からは丁寧な感謝の手紙が寄せられていたが、そりゃそうだよねカンパでボーナスがもらえるなんて今考えたらあり得ない話だ。

社長は前の(前々?)社長の婿養子で当時すでに20年近く社長だったはず。役員の一人はその社長の義理の弟で、もう一人は古い知り合い(笑)、さらに社長の友達という年配の平社員がいて社長室には自由に出入りするわ、女子社員に買いに行かせた酒を勤務時間中に飲み始め上司にも勧める始末。上司も「ぁ、どうも・・・」と他の社員の手前喜ぶわけにもいかず、かといって社長の友達に怒るわけにもいかず困った表情(爆)
この会社、降格人事なんてあるはずもなく、逆に開発に失敗していくら不良在庫を作ろうが予算を達成できなくても、大卒で頭がいい人(発揮していないが能力はある人)は順調に出世していった。社長以下役員達の顔ぶれも私がいる間まったく変わらなかった。

で、業績はというと・・・パッとせず(笑)、よく業績がいい会社は蛍光灯が点いていなくても明るいというが、点いていても暗い感じがした。仕事の期限を守るといったあたり前のことができない会社だったので、あたり前にホント普通に仕事をしただけでスゴイと思われる始末(爆)。私はボ-ナスや昇給の人事考課は非常に高かったが、このままでは井の中の蛙になるんじゃないか・・・逆に裸の王様になってすごく嫌なやつになるんじゃないかと思って会社を辞めた。(←格好よく言えば)