ヘタウマな愛

ヘタウマな愛
蛭子能収
400円(税別)
新潮文庫
51歳で亡くなった蛭子さんの奥さんとの回想記。15年くらい前の話なんだね。気が強い肝っ玉がある女性だったようだ。競艇場で奥さんが倒れたことを知るくらいなので、奥さんのこと以上に競艇で負けた話が出てくる。しかし二人の子供が「パパとママみたいないい家庭を作りたい」と言うのだからわからないものだ、いい家族だったんだろうね。正直、羨ましい。
奥さんへの感謝の気持ちや後悔の念をつづっているが、でも絶対にやらないよね?と言いたくなる本でもある。家を新築して3年で奥さんが亡くなったので、家を新築するとよくないことが起きると書いているが、たしかにうちもそうだった。
文庫にしても安いし買って損はない。