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2019/02/18

その落語家、住所不定。

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その落語家、住所不定。
立川こしら
760円
光文社新書

「未だに携帯の使い方がわかりません」

お年寄りに対する殺し文句だと言う。所謂「つかみはOK」というやつだ。でも著者はお年寄り向けとわかる落語会は受けない。「お年寄りから子供まで。誰にでもわかりやすい落語」の対極にあるのが著者の落語らしい。怖いけど聴いてみたい(笑)。
家を持たない日常生活の話には思っていたほど興味をそそられなかったが、第五章 持たない落語家の仕事論が面白かった。落語以外にもたくさんの仕事がある。正直、全て一流ではない。結果として器用貧乏と言われることが多いが、この「合わせ技」を使える落語家は私しかいない。と自信を持って言えるのは素晴らしい。
2019/01/05

初春大らくご ~今昔北大落研迷人集~

札幌市民交流プラザ 2F SCARTSスタジオ 13時開演 無料

去年から楽しみにしていた北大落研のOB会に行ってきた。もっと広い部屋をイメージしていたが、札幌市民交流プラザって創成スクエア内にあるんだね、よくこんなところを借りられたね。OB会は結構好きで、その背負うものがない気楽な感じと、でも卒業してからも落語をやるくらいだから気持ちや自信を感じるのがいい。今年は落語や漫才の正月番組が少なくてまさに初笑い。早めに行ったのにイスの80席は埋まり立ち見客が多数。和室の立ち見とはわけが違い、開演前に状況の説明とお詫びの挨拶をする始末。席の倍近くの客がいたような、床に座り込む人もたくさんいた。まるで大地震の後の避難所のような状況。

演者は鳳亭流街、酔亭微笑女、南茶亭冗絶、好過亭拾憂男子、場貸屋ぽんぽこ、楡茶々丸、斬捨亭御免、落語番長、頭下位亭黒麿、鳳亭冬流、百鬼家洸、雨鯛亭勢昇。多すぎー!現役が出る必要あった?

中入りでイスが空かないまでも、立ち見スペースに余裕が出来るかなと期待したが叶わず・・・13時開演ということで昼食を抜いたまま2時間半立ち続けるのもさすがにツライので撤退した。これを書いていて落語番長が中入り後の一番手だったことに気付く。なんということでしょう、わかっていれば落語番長までは頑張ったのに。学校は卒業したんだろうか?
チラシの用意も足りず、きっと気軽な気持ちで初席やったんだと思うけど、その気持ちと場所がミスマッチだったね。時間がないということで、折角のOB会なのにいま何をやっているかの話もほとんどなく駆け足の落語だった。砂川で先生をやっているという演者のまくらにはジーンとした。次こそは落語番長に会いたいぞ(爆)
2018/10/27

十月寄席

十月寄席
14時開演 北大構内 学術交流会館

気がつけば卒業口演以来になる落研に行ってきた。名前は十月寄席、そのまんまじゃん(笑)。今年はちえりあ学生寄席がなかったり地震の影響もあり、ここまで行く機会がなかった。場所は正門近くの学術交流会館。同時にやっている金葉祭の客を取り込もうという作戦か?でも、同じ建物内で学会のようなものもやっていて、そっちのインパクトがあり過ぎで入りづらかったかな。イス席なのはありがたかった。

演者は全部で5人と出張落語のような感じで、サッと聴いて帰れるからいいなと思っていたら、結構時間が押す。挨拶というか注意事項の説明をしていた女性が明朗かつ威風堂々としていて印象に残る。
4人目は粗忽者(そこつもの)の噺だったが、仕事のお客さんで実際にこんな人がいて、苦労したことを思い出して胸が苦しくなる(爆)。4人目と5人目は噺や演者の雰囲気が被っていて、折角のトリの5人目が損をした感じがした。※個人の感想です
2018/03/10

2017 卒業口演

北大落研卒業口演に行ってきた。今年は校内のクラーク会館大講堂ではなく、札幌駅北口のエルプラザが会場。絶対間違ってクラーク会館に行った人がいたと思う。まあ、入った入ったビックリするくらい客がいた。この会場の唯一の欠点は平面の席が少ないこと。年配のお客さんは移動が楽で演者の顔も見える平面が好き。私が知るかぎり一番盛り上がった卒業口演になったと思う。50thは伊達ではなかったね。運営上の細かい気配りも良かった。
最初の中入りまでの三人の圧が強くて、その時点で結構疲れる(笑)漫才含めて9組というのは、ちょっと客としては一線を越えていると思う(笑)。
/一言/
開口一番(女性)は前にも聴いた噺だったけどブラシュアップして、二度目を感じさせなかった。
鈴生家無力(すずなりやぶりき 男性)は端々に頭の良さを感じる。北大落研と言えどもなかなかこういう学生はいない。
好過亭愛羅武勇(すきすぎていあいらぶゆう 男性)は早口の落語には思わず手を叩いた。
恐冷家圧力(おそれやぷれっしゃー 男性)の噺はお寺で聴いたときは長いと感じたけど今回はよかった。
南茶亭ウェルダン(なちゃっていうえるだん 男性)は前会長で挨拶、漫才、落語(トリ)と八面六臂の活躍。
以下、演者を名前だけ紹介。他意はないんだけど、最初の三人の圧が強くて(笑)
炊太亭蛙好(たきたていあずき 女性)、雀駆匠日高(じゃんくしょんひだか 男性)、酔亭撫子(すいていなでしこ 男性)

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就職で東京に行っちゃう人が多かったね、頭脳流出というやつですか?道外出身者も多いから戻るだけなのかもしれないが、道外に行くとこれが本当に最後の寄席になるのが寂しいね。
写真の冊子がよくまとまっていて読みやすかった。こういうまとめる能力は社会に出てから強い武器になるね。
結局今年度は一度も和室に行かなかったけど、混みすぎで窮屈なので来年度も和室には寄らないと思う。
2017/12/16

苦楽亭迷人会

12月16日(土) 開演18:30
札幌エルプラザ3階ホール

エルプラザというから丘珠空港のようにちょっとした空きコーナーに椅子を並べてやるのかと思っていたら、可動式階段席もある立派なホールでビックリした。落語が始まったらマイクに着物をぶつけたり、マイクが近すぎて顔の向きで声が入らなかったり、マイクなんてお構いなしに大きな声を出すわでワヤ(爆)

百鬼家洸(ひゃっきやこう 女性)は舞台から飛び出してくるのかと思うほど前のめりだった(笑)一生懸命さが伝わってよかったと思う。活舌がすごくイイ。
好過亭悶ん門(すきすぎていもんもん 男性)は上手かったねの一言に尽きる。
楡茶々紅(えるむちゃちゃべに 女性)は不倫の落語なので藤吉久美子ネタが出るかと思ったが。
一歩程々々亭何処迄然(あるいていあるいていどこまでも 男性)はアンガールズの田中みたいな感じで出てきて、まくらで前の席の女の子二人組が滅茶苦茶ウケてる。なんか久々にスゴイ個性のニューフェース登場で今後が楽しみだ。ちょっと和室では近すぎて支障があるかもしれない(爆)
鳳亭冬流(ほうていとうる 男性)は父の高校の後輩だね。現会長ということで抑揚のある落ち着いた語り口が羨ましい。そのままどこかの会社の部長になっても違和感ないぞ。

・前の演者の話題に触れるのが連携を感じて新鮮だった。
・全員違う個性があって、楽しそうにやってるのがヨカッタと思う。こっちも楽しくなる、ちえりあ学生寄席もこれくらいやってくれるといいんだけどな・・・
・冊子の与太郎は文字が小さすぎて、あの客層にはツライと思う・・・
・今日の会場はイスだし、この時期外に出なくてもいいし、明るくて空調も音響も素晴らしく、ちえりあ学生寄席もここでやってほしいくらいだ(笑)
・土曜の18時半ということでギリギリまで行こうか迷ったが行って良かった。1年、2年がほとんどだったけど、やれば出来るじゃん!
2017/11/04

超入門!落語 THE MOVIE

実家でテレビをつけるとNHKで『超入門!落語 THE MOVIE』という番組が始まり見入ってしまった。落語を映像化するという今までありそうでなかったTV番組で、音は落語で、それを役者が口パクで演じると言えばわかりやすいだろうか?しかも今回の噺が「井戸の茶碗」という、けっこう最近北大落研で聴いたばかりのやつで比べて聴くことができて二度おいしかった。さすがプロの噺家は出だしから違うなーとか、なんか噺が長いなとか(いい意味で)、ここはずいぶん現代風にアレンジしてあるなとか、気づきが多かった。落研のオチは「磨くと首がとれる」だったと思っていたが、番組では「小判が出てくる」だった。まあ私の思い違いかもしれない。
2017/09/28

ちえりあ学生寄席2017

ちえりあ学生寄席
9月27日(水)18時半 ちえりあ

昨日、ちえりあ学生寄席に行ってきた。帰りが強い雨で、去年も雨だったよね。遅れて入場したんだけど、何かのシンポジウム会場ですか?と思うほど静かで足が止まる。去年は南茶亭ウェルダンが面白かったのが強く印象に残っているが、総じてちえりあ学生寄席のイメージは弱い。線をなぞるように、まじめにやりすぎな気がする。プロもやるような大きなホール、翌日から始まるプロの寄席に上手くつなげなければならないというプレッシャーもあるのだろうが、が、もっとクダケタ方がいいんじゃない?演目だったり、まくらだったり、クダケタ学生が出るのもありだと思う。あとマイクがあるとはいえ大きなホールなので、勢いがないと場に負けてしまう。一番足りないのはこの辺だな。
2017/09/02

鴨ノス寄席

鴨ノス寄席
16時 新善光寺、札幌市中央区南6条西1丁目

あの卒業口演以来の北大落研、和室の寄席に行かないと予定のチラシをもらえないので、ちえりあ学生寄席まで何をやっているのか全くわからない。
場所は豊水すすきの駅近く、この辺改めて行くとお寺がいくつもあるんだね。大きなお寺の本堂でイスに座って落語を聴く。演者は出張落語にしては珍しく男性三名。マイクを使っているのかと思うくらい音が通り、いつもの三割増しくらいで上手く聴こえる。欲を言えば高座に当たる照明が欲しかった。和服の女性客が多数いて、いつもの客層とは明らかに違う(笑)三人目の演者は初めて見る学生だったけど、気だるい感じとかミサイルの時事ネタとかイイ味を出していたと思う。時間が押したせいで、17時の寺の鐘を聞きながらの落語は情緒があったよ。
最初と最後に手慣れた挨拶をしてた女性はお寺の方なんですかね。法事もあの調子でやっているんだろうか?そんなわけないか。おひねりを頂戴するあたり抜け目がない寺だ、これは演者の三人には還元されたのだろうか(笑)
2017/03/25

2016 卒業口演

卒業口演 2017年3月25日(土)14時~ クラーク会館大講堂
演じる方がドキドキするのはわかるが、見ている方をドキドキさせてどうする(苦笑)酔亭男爵と飛沫山酎太は緊張しすぎ。酔亭男爵は「くずや~」の声がとてもいいのだから、まくらで「くずや~」と叫んで客をつかめば良かったんじゃないだろうか。
何ていうか上手く言えないが、卒業口演ってもっと落ち着いたものだと思うし、過去の卒業口演はそうだった。たしかに下手というか、あまり上手くはないなと感じる学生もいたことはいたが、普通に落語にはなっていたと思う。最後の後輩からの花束贈呈もなかったし、いろいろ裏を考えさせられる。
道外出身の学生は就職で道外に出てしまい、OB会で会うこともない。北海道最後の寄席がこんなフワフワした感じで終わってしまうのはとても残念だ。